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特集 CKMを考える
各論
認知機能低下を伴う腎臓病患者に対するCKMの留意点―認知機能障害と意思決定の課題
Considerations for CKM in patients with kidney disease and cognitive impairment
小坂 志保
1
,
酒井 謙
2
KOSAKA Shiho
1
,
SAKAI Ken
2
1東邦大学看護学部基礎看護学研究室
2東邦大学医学部腎臓学講座
キーワード:
認知機能低下
,
高齢腎不全患者
,
透析非導入
,
透析終了
,
保存的腎臓療法
Keyword:
認知機能低下
,
高齢腎不全患者
,
透析非導入
,
透析終了
,
保存的腎臓療法
pp.183-187
発行日 2026年2月25日
Published Date 2026/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002320
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- 参考文献 Reference
Ⅰ 慢性腎臓病と認知機能低下(軽度認知機能障害も含む)
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者の認知機能障害の問題は,顕著な高齢化をたどるわが国においては,深刻なものである。認知症のみならず,軽度認知機能障害(mild cognitive impairment:MCI)も含め腎機能との関連をみた2025年に発表されたメタアナリシスによると,推算糸球体濾過量(eGFR)≧60mL/min/ 1.73m2では10%程度の有病率であるが,CKD中等度になるeGFR 30~60mL/min/1.73m2では47.3%,さらにeGFR<30mL/min/1.73m2では60.6%と次第に高割合になってくる1)。透析患者では,認知機能低下速度が健常加齢者やCKD保存期患者と比較して有意に速いことが明らかになっており2),2018年末に集計されたわが国の慢性透析療法の現況の報告では,透析患者の認知症合併率は透析患者全体の10.8%,特に後期高齢者である75歳以上では22.7%と報告されている。

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