特集 保存的腎臓療法(CKM)
2.高齢腎不全医療の現状と課題
酒井 謙
1
,
小坂 志保
2
1東邦大学医学部腎臓学講座
2東邦大学看護学部
キーワード:
高齢腎不全患者
,
透析非導入
,
透析中断
,
保存的腎臓療法(CKM)
Keyword:
高齢腎不全患者
,
透析非導入
,
透析中断
,
保存的腎臓療法(CKM)
pp.587-593
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002574
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現在65歳以上の男性の約3割,女性の約4割が慢性腎臓病(CKD)患者といわれる.透析導入平均年齢は70歳を超え,身体的フレイルに加えて認知的フレイルのリスクも高い.SDM,ACP,CKM等の考え方の潮流がある一方,CKMの決定には慎重を期す必要があり,透析,移植と並列・同列にCKMを説明する段階にはない.SDMを通して,多職種医療者からのACPの働きかけが,超高齢化社会のわが国で重要である.
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