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特集 CKMを考える
総論
日本におけるCKMの現状と課題
Current status and challenges of conservative kidney management in Japan
阿部 雅紀
1
ABE Masanori
1
1日本大学医学部内科学系腎臓高血圧内分泌内科学分野
キーワード:
保存的腎臓療法
,
高齢腎不全患者
,
腎代替療法
Keyword:
保存的腎臓療法
,
高齢腎不全患者
,
腎代替療法
pp.157-160
発行日 2026年2月25日
Published Date 2026/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002315
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はじめに
長寿大国の日本では透析患者の年齢層も高くなり,それにより医学的・倫理的に新たな課題が生じ,腎代替療法選択をめぐる諸問題が深刻さを増している。このため,透析導入や透析を継続することが困難となる症例が増加してきている。さらに高齢の慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者においては,透析導入時にすでに心不全,認知症,悪性腫瘍などが併存していることが少なくない。そのため,透析を導入するか否かの判断に迷う症例も多く経験する。ようやく,わが国でも保存的腎臓療法(conservative kidney management:CKM)のガイドである「高齢腎不全患者のための保存的腎臓療法」1)や「腎不全患者のためのケアガイダンス」2)などが公表され,その情報が普及してきた。日本におけるCKM導入の障壁,医療制度,地域格差,対象となる患者背景について概説する。

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