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特集 「糸球体上皮細胞学」の最新知見
総論
糸球体上皮細胞と腎症・腎炎モデル
Podocyte injury in experimental glomerulopathy
河内 裕
1
KAWACHI Hiroshi
1
1新潟大学腎研究センター腎分子病態学分野
キーワード:
スリット膜
,
ネフリン
,
抗ネフリン抗体
,
PAN腎症
,
Heymann腎炎
Keyword:
スリット膜
,
ネフリン
,
抗ネフリン抗体
,
PAN腎症
,
Heymann腎炎
pp.319-324
発行日 2025年3月25日
Published Date 2025/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001803
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はじめに
多くの糸球体疾患症例,疾患モデルでの検討で,糸球体上皮細胞(ポドサイト)障害が病態の進行,予後因子としてきわめて重要な役割を果たしていることが示されてきた。筆者らは,メサンギウム障害,糸球体内への炎症細胞浸潤により誘導される腎炎モデルにおいても,予後の決定因子としてポドサイト障害の有無,程度が重要な役割を果たしていることを報告してきた1)。また,各種糸球体疾患において,糸球体血管壁のサイズバリア機能を担うポドサイトの細胞間接着装置であるスリット膜の分子構造の変化が,予後を決める重要な因子であることを報告してきた。

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