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特集 ネフローゼ症候群―最新の知見と動向
病因・病態 一次性ネフローゼ症候群
抗体によるポドサイト障害機序
Pathogenic mechanisms of antibody-mediated podocyte injury
河内 裕
1
KAWACHI Hiroshi
1
1新潟大学腎研究センター腎分子病態学分野
キーワード:
ポドサイト
,
ネフリン
,
抗ネフリン抗体
,
一次性膜性腎症
Keyword:
ポドサイト
,
ネフリン
,
抗ネフリン抗体
,
一次性膜性腎症
pp.26-31
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002508
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はじめに
ネフローゼ症候群の多くは,抗体によるポドサイト障害が発症に重要な役割を果たしていることが明らかになっている。ネフローゼ症候群の代表的な疾患である微小変化型ネフローゼ症候群,巣状糸球体硬化症は,腎生検で著明なIgGの沈着がみられないことから自己抗体が発症に関与しているという考え方は一般的ではなかったが,2022年に抗ネフリン抗体により発症する微小変化型ネフローゼ症候群症例が報告された1)。抗ネフリン抗体は巣状糸球体硬化症の病態形成にも関与していることが報告され2),抗ネフリン抗体が関与しているネフローゼ症候群症例の頻度は当初より高いと考えられている3)。

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