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特集 腎移植:知っておくべき最新の話題
各論:最新の話題
腎移植と巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)再発
Post-transplant recurrence of focal segmental glomerulosclerosis(FSGS)
服部 元史
1,2
HATTORI Motoshi
1,2
1東京女子医科大学腎臓小児科
2常磐病院腎疾患研究所
キーワード:
腎移植
,
巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)
,
腎移植後再発
,
抗ネフリン抗体
Keyword:
腎移植
,
巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)
,
腎移植後再発
,
抗ネフリン抗体
pp.234-239
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001430
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はじめに
巣状分節性糸球体硬化症(focal segmental glomerulosclerosis:FSGS)の一部が腎移植後に再発するとの知見は,Hoyerらの報告に遡る1)。1972年に彼らは3症例の腎移植後FSGS再発を報告し,考察のなかで,FSGS再発に液性因子が関与している可能性にはじめて言及した1)。この液性因子仮説から50年以上経過したが,一次性FSGSを惹起する液性因子は同定されていなかった(表)2)。
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