Japanese
English
症例
子宮内反症による産後出血に対し蘇生的大動脈内バルーン遮断(REBOA)を用いて治療し脊髄梗塞を合併した1例
中谷 宏哉
1
,
網師本 健佑
1
,
小池 和生
1
,
小林 雄大
1
,
延壽 桃子
1
,
土肥 龍平
1
,
福士 義将
1
,
山田 秀人
1
,
藤野 敬史
1
,
和田 真一郎
1
H. Nakatani
1
,
K. Ashimoto
1
,
K. Koike
1
,
Y. Kobayashi
1
,
M. Enju
1
,
R. Dohi
1
,
Y. Fukushi
1
,
H. Yamada
1
,
T. Fujino
1
,
S. Wada
1
1手稲渓仁会病院産婦人科
pp.591-594
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003856
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24歳,初産婦。妊娠39週6日。他院で吸引分娩後に子宮内反症による産科危機的出血を発症し,当院へ母体搬送となった。当院受診時,非凝固性の性器出血を認め,Hb 3.7mg/dlであった。緊急輸血を開始し,気管挿管,蘇生的大動脈内バルーン遮断(REBOA)を用いてバイタルの安定を図った。その後,手術室で徒手整復手術および子宮内バルーンタンポナーデを施行した。産後下肢脱力や感覚低下を認め,脊髄梗塞と診断した。産褥30日目にリハビリ病院へ転院となり,産褥3カ月で歩行可能になった。産科危機的出血やREBOAは様々な合併症が発症しうることを念頭におき,合併症発症時には他科との協力を含めた速やかな介入が必要である。

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