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特集 骨折に対する保存治療のコツとその限界
上腕骨骨幹部骨折に対する保存治療のコツとその限界
Tips and limitations of conservative treatment for diaphyseal humeral fractures
中島 寛大
1
,
松村 福広
2
Hiroo NAKAJIMA
1
,
Tomohiro MATSUMURA
2
1自治医科大学,整形外科学教室
2同上,栃木県災害医学寄附講座
キーワード:
Tips and limitations
,
Diaphyseal humeral fracture
,
Conservative treatment
Keyword:
Tips and limitations
,
Diaphyseal humeral fracture
,
Conservative treatment
pp.945-952
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003879
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:上腕骨骨幹部骨折に対する保存治療は,長年functional braceを用いて行われ,高率な骨癒合と良好な機能成績が期待できる治療法として位置づけられてきた。近年,比較研究やmeta-analysisにより,保存治療は手術治療に比して偽関節率,再手術率,変形治癒率が高いことが示されている。一方で,最終機能成績には差がないとする報告も多く,保存治療は現在でも重要な選択肢である。保存治療は単に手術を行わない治療ではなく,適切な症例選択,十分な患者説明,慎重な経過観察,きめ細かな装具管理と運動療法などを含む積極的な介入を要する。治療の質を保つことに加え,保存治療が成立しにくい症例や経過中に限界を示す症例を見逃さないことが重要である。骨幹部近位1/3骨折,短斜骨折および横骨折,大きな骨片間距離,6週時点で仮骨形成が乏しい症例では,手術治療への移行を念頭に置いた管理が重要である。

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