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特集 骨折に対する保存治療のコツとその限界
前腕骨骨幹部骨折に対する保存治療のコツとその限界
Conservative treatment of adult forearm shaft fractures;tips, pitfalls, and limits
脇 貴洋
1
Takahiro WAKI
1
1明石医療センター,整形外科
キーワード:
Forearm shaft fracture
,
Conservative treatment
,
Adult
Keyword:
Forearm shaft fracture
,
Conservative treatment
,
Adult
pp.931-937
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003877
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- 参考文献 Reference
要旨:前腕骨骨幹部骨折は回内外運動に直結するため「関節内骨折」として捉え,わずかな角状・回旋変形でも機能障害をきたしうる。病態解剖(PRUJ/DRUJ,TFCC,IOM)と前腕屈筋群による牽引に基づき骨折レベルごとの転位方向を理解し,保存治療を行う。また,保存治療では質の良いキャストの作成が必須である。単純X線像では骨折部の角度・短縮に加えradial bowing(最大弯曲量とその位置)を健側と比較して評価する。前腕骨骨幹部骨折は観血的整復内固定(ORIF)が一般的に標準治療とされ,保存治療は限定的な選択肢である。保存治療を選択する場合は,① 初期整復位を厳密に評価し,② 短い間隔での画像フォローと機能評価を行い,③ 許容範囲を超える変形進行や骨癒合遅延が疑われた時点で速やかに手術へ切り替えるという3点を治療戦略として明確化することが重要である。

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