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特集 骨折に対する保存治療のコツとその限界
非定型大腿骨骨折に対する保存治療のコツとその限界―発症高位と臨床・画像所見を踏まえた適応判断―
Conservative management of atypical femoral fractures;practical considerations and limitations based on fracture location and clinical and imaging findings
村岡 辰彦
1
,
上野 宜功
1
,
長谷 亨
2
Tatsuhiko MURAOKA
1
,
Toru NAGATANI
2
1米盛病院,外傷再建センター
2同上,整形外科・骨粗鬆症センター
キーワード:
Atypical femoral fracture(AFF)
,
Conservative treatment
,
Imaging findings
Keyword:
Atypical femoral fracture(AFF)
,
Conservative treatment
,
Imaging findings
pp.959-965
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003881
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:非定型大腿骨骨折(AFF)は原則として手術治療が推奨されるが,前駆段階(beakingのみで明瞭な骨折線を伴わない症例)では条件付きで保存治療が選択されることがある。保存治療の適応は,症状が軽度で厳密な経過観察が可能な症例に限定される。保存治療の可否を判断する上でMRI評価は有用であり,外側皮質に限局した骨髄浮腫のみを認める場合には保存治療が選択されうるが,症状の持続や発症高位によっては予防的内固定を検討する。保存治療では,ビスホスホネート製剤などの骨吸収抑制薬を中止した上で,荷重制限を中心とした慎重な管理を行う。一方,外側皮質に明瞭な横走性骨折線を認める症例(dreaded black line)は不全骨折に該当し,完全骨折化のリスクが高いため,原則として予防的内固定が望ましい。発症高位や画像・臨床所見を踏まえた慎重な経過観察が保存治療の成否を左右する。

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