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特集 骨折に対する保存治療のコツとその限界
脆弱性骨盤輪骨折に対する保存治療のコツとその限界
Tips and limitations of the conservative treatment for the fragility fracture of the pelvic ring
北田 真平
1
Shimpei KITADA
1
1兵庫県立西宮総合医療センター,外傷再建センター
キーワード:
Fragility fracture of the pelvic ring
,
Conservative treatment
,
Protocol
Keyword:
Fragility fracture of the pelvic ring
,
Conservative treatment
,
Protocol
pp.983-989
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003885
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要旨:脆弱性骨盤輪骨折は高齢者に多く,Rommens分類に基づく治療選択には依然として明確な基準がない。当院では,新鮮骨折例に対し,Rommens分類の重症度にかかわらず,保存治療を第一選択とするプロトコルを運用している。本プロトコルの要点は,2週間の歩行禁止と疼痛評価を軸としている。保存治療によりRommens分類Type Ⅳbなどの不安定型骨折でも骨癒合とADL改善が得られる一方で,疼痛増悪や転位進行を認めた場合には速やかに手術へ移行することで良好な転帰を得ることができる。また,受傷後2週間を超えて疼痛が持続する亜急性期症例では骨折型悪化の可能性が高く,原則として手術を選択している。保存治療の適応判断,経過観察のポイント,手術移行のタイミングという保存治療のコツを症例とともに提示した。

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