Japanese
English
症例
所謂バンチ氏病
So Called Banti's disease
二宮 和子
1
Kazuko NINOMIYA
1
1市立宇和島病院
1Uwajima Hospital
pp.403-404
発行日 1954年6月20日
Published Date 1954/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201457
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- Abstract 文献概要
従来バンチ氏病として報告された症例の多くが,パンチ氏病に特有としてバンチが強調した脾濾胞の線維化を欠いているし,臨床上脾腫,貧血及び肝硬変の病像を呈する疾患はバンチ氏病に限らない.而して,かかる症状を惹起する原因は単一でないので,これをバンチ氏症候群なる呼称が安当であると考える人が多くなつた.
バンチ氏病脾に於ては,鏡検的に,間質特に脾淋巴濾胞及びその周囲に結締織の増殖を来し為に脾濾胞は遂に消失するに至る.次で脾髄も漸次,硝子様結締組織に変化し,脾髄細胞は萎縮して、脾臓は瀰蔓性に硬化し,所謂フイブロアデニーの像を呈するに至るが,バンチは脾組織の線維化のうちでも濾胞に起るこの変化を最も重視している.
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