症例研究
所謂Fordyce氏状態に就て
渡邊 輝彦
1
,
唐澤 陽介
1
,
長野 正男
1
1東京大學醫學部産科婦人科學教室
pp.95-96
発行日 1953年2月10日
Published Date 1953/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200788
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緒言
1896年のNew Yorkの醫師Fordyceにより記載された所謂Fordyce氏病は,その後一般に非機能性な獨立した脂腺が異常に發育して淡黄色,半透明且つ扁平な小結節の形で口脣々紅部乃至頬粘膜に現れるものを指すものと解されている。然しながら本症が新産兒の而も上下顎歯肉及び口蓋に發生したとの報告は未だないので此處に報告する。
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