特集 新生児マススクリーニングのこれまでとこれから
Ⅰ.新生児マススクリーニング(総論)
新生児マススクリーニングの実際~自治体での取り組み~
李 知子
1
,
坊 亮輔
2
1兵庫医科大学小児科学
2神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野
キーワード:
拡大新生児マススクリーニング
,
脊髄性筋萎縮症
,
重症複合免疫不全症
,
ライソゾーム病
,
兵庫県
Keyword:
拡大新生児マススクリーニング
,
脊髄性筋萎縮症
,
重症複合免疫不全症
,
ライソゾーム病
,
兵庫県
pp.409-412
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001509
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SUMMARY
▷兵庫県では2021年2月より,脊髄性筋萎縮症,重症複合免疫不全症,ライソゾーム病を新たな対象に追加した拡大新生児マススクリーニングを開始した.
▷これまでに20,000名を超える新生児が受検し,脊髄性筋萎縮症3例,Fabry病1例,ムコ多糖症1型1例を発見した.
▷実施施設の拡大,費用負担の軽減,陽性例に対するフォローアップ体制整備,検査精度向上などの課題への取り組みが重要である.

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