特集 子宮体部悪性腫瘍の最前線
Ⅱ.診断・治療の最前線
6.子宮体がんに対する妊孕性温存治療の最前線
坂井 健良
1
,
山上 亘
1
,
青木 大輔
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
子宮体がん
,
妊孕性温存
,
ホルモン療法
,
MPA療法
Keyword:
子宮体がん
,
妊孕性温存
,
ホルモン療法
,
MPA療法
pp.261-266
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000068
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要旨
子宮体がんやその前がん病変である子宮内膜異型増殖症(AEH)に対する妊孕性温存療法は,子宮内膜に限局した類内膜癌G1またはAEHが適応となる.高用量黄体ホルモン療法として行われ,自験例では91~98%の患者で病変が消失するものの,再発率が42~63%と高率である点が課題である.治療成績の向上に向けての国内外の報告を含め,最新の動向を交えて紹介する.
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