特集 妊孕性温存
各種がんと生殖機能温存 (2)子宮体がん
牛嶋 公生
1
1久留米大学医学部医学科産婦人科学講座教授
キーワード:
子宮体がん
,
妊孕性温存
,
MPA(medroxyprogesterone acetate)
,
病理学的評価
,
不妊治療
Keyword:
子宮体がん
,
妊孕性温存
,
MPA(medroxyprogesterone acetate)
,
病理学的評価
,
不妊治療
pp.41-44
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.23.04_0041-0044
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子宮体がんの生殖機能(妊孕性)温存治療は高用量プロゲステロンによる。多くの後方視的検討や,わが国で行われた前向き試験によりエビデンスが蓄積され,適格基準を遵守すれば安全に行える方法として認知されてきた。しかしながら,がんの消失から妊娠,出産までには,正しい病理学的評価,積極的不妊治療への導入,再発率を減少させるための維持療法などハードルが存在し,腫瘍,内分泌,病理それぞれの専門医の連携と協力が重要である。「KEY WORDS」子宮体がん,妊孕性温存,MPA(medroxyprogesterone acetate),病理学的評価,不妊治療
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