特集 子宮体部悪性腫瘍の最前線
Ⅱ.診断・治療の最前線
7.難治性子宮体がん治療に期待される分子標的治療薬
馬場 長
1
,
利部 正裕
1
,
庄子 忠宏
1
1岩手医科大学医学部産婦人科
キーワード:
子宮体がん
,
新規治療開発
,
分子標的治療
Keyword:
子宮体がん
,
新規治療開発
,
分子標的治療
pp.267-274
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000069
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要旨
子宮体がん患者の増加に伴い,治療抵抗性症例に対する新規薬物治療の開発に対する国内の気運も次第に高まっている.診断面では分子遺伝学的な層別化分類が実装されつつあり,治療面でもバイオマーカーに応じた個別化治療の開発・導入が待たれている.いまだ難治症例における明確な治療標的分子が解明されていない子宮体がんであるが,すでに様々な分子標的治療の開発が模索されている.本稿ではレンバチニブ+ペムブロリズマブ以外に今後導入が期待される分子標的治療について紹介する.
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