特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
13.妊娠希望のある子宮内膜異型増殖症,初期子宮体がんにおけるホルモン療法―レボノルゲストレル放出子宮内システムで代用可能か―
坂井 健良
1
,
和田 美智子
1
,
山上 亘
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
子宮体がん
,
妊孕性温存
,
ホルモン療法
,
MPA療法
,
レボノルゲストレル放出子宮内システム
Keyword:
子宮体がん
,
妊孕性温存
,
ホルモン療法
,
MPA療法
,
レボノルゲストレル放出子宮内システム
pp.1039-1045
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000855
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要旨
子宮体がんやその前がん病変である子宮内膜異型増殖症(AEH)に対する妊孕性温存療法は,子宮内膜に限局した類内膜癌G1またはAEHが適応となる.高用量黄体ホルモン療法として行われ,わが国ではヒスロン®錠のみが保険収載されている.レボノルゲストレル放出子宮内システムについてはわが国では保険適用がなく,現状は用いることができないが,海外を中心に有効な報告もみられる.MPA療法の現状やその課題について概説する.
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