今月の臨床 ―外来担当医として知っておきたい―婦人科腫瘍の卵巣機能・妊孕性温存療法
子宮体がん編
子宮内膜異型増殖症・早期子宮体がんに対する高用量MPA再投与はどこまで許容されるか
坂井 健良
1
,
山上 亘
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
子宮体がん再発
,
妊孕性温存
,
MPA療法
Keyword:
子宮体がん再発
,
妊孕性温存
,
MPA療法
pp.791-797
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211328
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●子宮内膜異型増殖症および早期子宮体がんに対する妊孕性温存療法としての高用量MPA療法は再発率が高い.
●子宮内再発例に対する高用量MPA再投与のエビデンスは乏しい.
●現在,本邦において子宮内再発に対する反復MPA療法に関する第Ⅱ相試験(JGOG 2051試験/REMPA)が症例登録中であり,前方視的試験によるエビデンス構築が期待されている.
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