特集 小児栄養UP to DATE
III.症候・疾患と栄養 高血圧・脂質異常症
菊池 透
1
1埼玉医科大学病院 小児科
キーワード:
ヘテロ接合体
,
血圧
,
降圧剤
,
高血圧
,
高リポタンパク質血症II型
,
脂質異常症
,
食事療法
,
成長
,
HMG-CoA Reductase Inhibitors
,
基準値
,
栄養指導
Keyword:
Hydroxymethylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors
,
Blood Pressure
,
Diet Therapy
,
Heterozygote
,
Hypertension
,
Hyperlipoproteinemia Type II
,
Growth
,
Reference Values
,
Antihypertensive Agents
,
Dyslipidemias
pp.941-945
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021246817
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●小児期の血圧は、年齢および身長増加に伴って生理的に上昇する。同じ年齢でも身長が高いほうが血圧も高い。●血圧は、座位で、上腕周囲長の40%以上の幅のカフを用いて、右上腕の血圧を3回以上連続して測定する。●小児の本態性高血圧のおもな治療は、肥満と食塩過剰摂取の改善、K摂取の促進である。●脂質異常のスクリーニングには、随時採血でのTC、HDL-C、TGの測定が有用である。●家族性高コレステロール血症は、まれではない。家族歴聴取が重要である。●高中性脂肪血症では、脂肪エネルギー比の制限とMCTミルク摂取をする。
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