特集 高血圧治療ガイドライン(JSH)2019 改訂でどう変わったか
治す 他疾患を合併する高血圧の治療
齋藤 重幸
1
1札幌医科大学 保健医療学部
キーワード:
睡眠時無呼吸症候群
,
血圧
,
降圧剤
,
高血圧
,
脂質異常症
,
痛風抑制剤
,
糖尿病
,
肥満
,
診療ガイドライン
,
メタボリックシンドローム
,
高尿酸血症
,
生活指導
Keyword:
Blood Pressure
,
Antihypertensive Agents
,
Diabetes Mellitus
,
Hypertension
,
Gout Suppressants
,
Obesity
,
Sleep Apnea Syndromes
,
Practice Guidelines as Topic
,
Metabolic Syndrome
,
Hyperuricemia
,
Dyslipidemias
pp.1064-1069
発行日 2019年11月9日
Published Date 2019/11/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2020026513
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<Point>1 糖尿病合併高血圧の降圧目標は130/80mmHg未満とする。家庭血圧では125/75mmHg未満を降圧目標とする。冠動脈疾患,末梢動脈疾患合併例においては,降圧に伴う臓器灌流低下に対する十分な配慮が必要である。2 糖尿病合併高血圧患者における降圧薬選択に際しては,ARB,ACE阻害薬に加え,Ca拮抗薬,少量のサイアザイド系利尿薬が推奨されるが,微量アルブミン尿や蛋白尿を合併する場合は,ARB,ACE阻害薬が優先される。3 高血圧に合併する病態を考慮した降圧薬選択を行う。
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