症例
腹腔鏡下子宮全摘出後22日目に発症した子宮動脈仮性動脈瘤破裂の1例
井手上 隆史
1
,
村上 望美
,
堀 新平
,
福松 之敦
,
荒金 太
1熊本赤十字病院 産婦人科
キーワード:
子宮摘出術
,
腹腔鏡法
,
動脈瘤-偽性
,
動脈瘤破裂
,
子宮動脈
,
子宮動脈塞栓術
,
腹部CT
Keyword:
Hysterectomy
,
Aneurysm, False
,
Aneurysm, Ruptured
,
Laparoscopy
,
Uterine Artery Embolization
,
Uterine Artery
pp.316-319
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022135876
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症例は45歳、2妊0産の女性で、子宮筋腫のため腹腔鏡下子宮全摘出術を施行した。術後22日目に多量の性器出血が出現し、造影CT-scanで子宮仮性動脈瘤破裂と診断し、子宮動脈塞栓術を施行した。子宮動脈仮性動脈瘤は、子宮動脈の血管損傷による正常な血管壁とは異なる外壁により被われ形成された瘤であり、子宮摘出術後の遅発性出血には、子宮動脈仮性動脈瘤の可能性を考慮する必要がある。
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