症例
仙骨子宮靱帯に着床し診断に苦慮した腹膜妊娠の1例
勝間 慎一郎
1
,
穴見 愛
,
田中 大貴
,
廣谷 賢一郎
,
中村 友里恵
,
中山 裕晶
,
弓削 乃利人
1国立病院機構別府医療センター 産婦人科
キーワード:
MRI
,
腹腔鏡法
,
腹腔妊娠
,
母性年齢35歳以上
,
仙骨子宮靱帯
,
腹部CT
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Laparoscopy
,
Pregnancy, Abdominal
pp.723-726
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020278345
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腹膜妊娠は死亡率が高く、早急・確実な診断と加療が望まれる疾患であるが、術前の診断が難しいとされている。今回、当初は卵巣腫瘍と考えられたが、追加検査で異所性妊娠を疑い、審査腹腔鏡で腹膜妊娠と診断した症例を経験したため報告する。腹膜妊娠においては造影CT検査やMRI検査が着床部位の検索に有用であるという報告もあり、今回の症例においても術前の検査として非常に有益であった。
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