症例
腹腔鏡下手術が有用であった大網妊娠の1例
井ノ又 裕介
1
,
中村 恭子
,
新貝 妙子
,
勝間 慎一郎
,
弓削 乃利人
,
穴見 愛
1国立病院機構別府医療センター 産婦人科
キーワード:
出生前超音波診断
,
腹腔鏡法
,
腹腔内出血
,
腹腔妊娠
,
網
Keyword:
Omentum
,
Ultrasonography, Prenatal
,
Hemoperitoneum
,
Laparoscopy
,
Pregnancy, Abdominal
pp.187-190
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022083869
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大網妊娠は致死率が高く、早期の診断と治療が必要な疾患であるが、術前診断が難しいとされている。今回、卵管妊娠疑いの術前診断で腹腔鏡下手術を施行し、大網妊娠と診断、治療し得た症例を経験したため報告する。腹腔内出血を伴う異所性妊娠に対しては術前に妊娠部位の特定ができない場合でも、速やかに腹腔鏡下手術を施行することで結果として、早期の診断と治療につながることを認識させられた症例であった。
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