特集 異所性妊娠の最新診療
異所性妊娠のMRI診断
伊良波 裕子
1
,
石神 康生
,
銘苅 桂子
1琉球大学医学部附属病院 放射線科
キーワード:
MRI
,
異所性妊娠
,
帝王切開術
,
瘢痕
,
腹腔妊娠
,
卵管間質部妊娠
,
子宮頸管妊娠
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Cicatrix
,
Cesarean Section
,
Pregnancy, Abdominal
,
Pregnancy, Ectopic
,
Pregnancy, Interstitial
pp.771-775
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296768
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生殖補助医療や超音波スクリーニング技術の発達、妊娠検査薬の高感度化により未破裂異所性妊娠に遭遇する機会が増えた。典型的な臨床像を呈する卵管妊娠の画像評価は超音波検査のみで十分であるが、筋腫等により超音波検査で評価が困難な症例や卵管間質部妊娠、帝王切開瘢痕部妊娠の評価にはMRIが有用である。MRIはCTと比較しコントラスト分解能にすぐれ、また被曝の問題もない。患者の状態に時間的余裕があり施設の体制が整っている場合にはMRIによる評価をお勧めする。
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