Special feature 確実な供給のための最良の再生処理・単回使用
■Focus 最良の内視鏡の再生処理・単回使用
❸救急/集中治療領域における単回使用型の気管支内視鏡
早川 峰司
1
1北海道大学病院救急科 科長/准教授
pp.236-238
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000329
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救急/集中治療領域で,気管支内視鏡の役割は大きい。喉頭鏡などを用いた通常の方法では気管挿管が困難な症例における気管挿管時の緊急的使用や,気管内分泌物などを吸引するための使用,経皮的気管切開時の使用など,様々な場面で気管支内視鏡を用いる。過去には,大きな光源とブラウン管のTVモニターを準備して,繰り返し使用する再使用型の気管支内視鏡を用いることが一般的であった。しかし,近年になり,片手で持ち運び可能なポータブルのモニターと単回使用型の気管支内視鏡が市販され,臨床現場で使用され始めている。本稿では,救急/集中治療領域における単回使用型の気管支内視鏡について様々な側面から考察を行いたい。
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