特集 CT・MRIアトラス Update―正常解剖と読影のポイント
胸部
各論
気管・気管支・細気管支
松山 直弘
1
,
芦澤 和人
2
1長崎川棚医療センター放射線科
2長崎大学病院がん診療センター
pp.164-170
発行日 2009年11月30日
Published Date 2009/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104178
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正常解剖
●気管
輪状軟骨下縁から気管分岐部までの長さ約12cm,径約2cmの管腔臓器である.食道の前方で胸腔内に入り椎体前方を下降する.通常,第6胸椎のレベルで左右の気管支に分岐する.気管壁は前方および側方を軟骨部,後方を膜様部と呼ぶ.前者は16~20個の馬蹄形の気管軟骨により,後者は平滑筋と弾性線維により構成されている.
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