Japanese
English
連載 呼吸機能障害を来す病態の画像・4
気管支喘息と細気管支疾患
Imaging Diagnosis of Bronchial Asthma and Small Airway Disease
松岡 伸
1
Shin Matsuoka
1
1聖マリアンナ医科大学放射線医学講座
1Department of Radiology, St. Marianna University School of Medicine
pp.351-355
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102449
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はじめに
閉塞性肺疾患の多くは基本的に呼吸機能検査によって診断されるが,CTなど画像による定量的評価方法は,日常診療のみならず,その病態解明や薬剤効果判定,予後評価などにも用いられつつある.本稿では気管支喘息,および細気管支病変について,これらの画像所見と呼吸機能との関連について紹介する.細気管支病変を生じる肺疾患は多いが,本稿では日常診療で比較的多い,あるいは重要である閉塞性細気管支炎,びまん性汎細気管支炎について論ずる.なお,慢性閉塞性肺疾患(COPD)も気流制限の主座は細気管支領域であるが,他稿を参照していただきたい.
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