Special feature 確実な供給のための最良の再生処理・単回使用
■Focus 最良の内視鏡の再生処理・単回使用
❹内視鏡の感染制御
-―管理体制の構築・教育・JCI認証取得の取り組み
梶川 智弘
1
1藤田医科大学岡崎医療センター安全管理部感染対策室 看護長 感染管理認定看護師 特定行為看護師
pp.239-243
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000330
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コロナ禍の今,患者に対して安心で安全な医療を提供するため,感染制御は最重要項目とされている。これにより当院(藤田医科大学岡崎医療センター)でも様々な医療器具の高品質・水準を求められ日々,感染制御と病院経営バランスを考慮して,新たな製品の購入や洗浄滅菌方法による品質維持について検討がなされている。また筆者が以前在籍していた藤田医科大学病院は,2021年に国際的な医療施設評価認証機関であるJCI(Joint Commission International)より「アカデミック・メディカルセンター(大学病院)」プログラムの認定を取得しており日々,患者に対して安心安全な医療の提供に努めている。その中でも内視鏡は,様々な疾患の診断やスクリーニングや治療に使用され,感染制御のための対策は必要である。この内視鏡についてはJCI取得時にも注目された医療機器であり,患者が安心・安全に検査治療を受けられる管理体制の構築と教育については特に確認されていた部分でもあった。今回,このJCI取得時の体験を通して,内視鏡管理体制の構築と教育への取り組みについて報告する。
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