特集 血流感染予防の最新知見が示す 血管内留置カテーテル管理の極意
血管内留置カテーテル管理の最新事情 カテーテル関連血流感染症の動向と現場の課題
笠原 敬
1
,
大森 慶太郎
,
徳谷 純子
1奈良県立医科大学感染症センター
キーワード:
留置カテーテル
,
診療ガイドライン
,
カテーテル感染
,
血管アクセス器具
Keyword:
Catheters, Indwelling
,
Practice Guidelines as Topic
,
Catheter-Related Infections
,
Vascular Access Devices
pp.197-202
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2017321459
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カテーテル関連血流感染症の疫学
血管内留置カテーテルは輸液や薬剤,輸血などの頻回投与あるいは持続投与を可能にし,さらに血行動態モニタリングなどにも応用を可能にした,現在の医療で無くてはならないデバイスの一つである。一方で血管内留置カテーテルはヒトの重要な感染免疫機構の一つである皮膚のバリアを破綻させ,血管内と外界を直接接続する導線となることから,感染症がとりわけ大きな問題となる。
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