特集 血流感染予防の最新知見が示す 血管内留置カテーテル管理の極意
血管内留置カテーテルの総合管理 最新知見を活用したケアの実際 外科患者・周術期患者
青山 恵美
1
1総合大雄会病院 感染対策課
キーワード:
中心静脈カテーテル法
,
留置カテーテル
,
調剤
,
輸液療法
,
周術期管理
,
カテーテル感染
Keyword:
Catheterization, Central Venous
,
Catheters, Indwelling
,
Drug Compounding
,
Perioperative Care
,
Catheter-Related Infections
pp.262-267
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2017321470
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はじめに
外科患者・周術期患者においては,輸液や輸血,栄養管理などの目的で血管内留置カテー テル(以後カテーテル)が日常的に使用される。また,侵襲の大きい手術では全身管理のためのモニタリングとしても使用されるため, 複数のカテーテルの使用を余儀なくされる。手術侵襲という免疫力の低下に加え,複数のカテーテルの挿入は,カテーテル感染のリスクを上昇させる。そのため,周術期における血管内留置カテーテル関連血流感染(Catheter Related Blood Stream Infection:CRBSI)予 防は重要である。周術期におけるCRBSI対策の実際について,紹介する。
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