連載 栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ⑥
ケーススタディから学ぶ 行動変容技法⑤ 問題解決技法と認知再構成法
野崎 剛弘
1
Takehiro Nozaki
1
1中村学園大学大学院 栄養科学研究科
pp.921-928
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn147070921
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はじめに
肥満症や糖尿病の治療において,栄養療法や運動療法を継続していくには,患者が日常生活で直面する多様な心理社会的ストレスに対応できる力が欠かせません.そのためには,単に食事内容や運動量を指導するだけでなく,問題解決能力や思考パターンの柔軟さを高める「行動医学的アプローチ」が重要になります1,2).
本稿では,そのなかでも臨床でよく活用される「問題解決技法」と「認知再構成法」に焦点を当て,症例を通して実際の活用方法と効果を紹介します.

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