Japanese
English
TOPICS 生理学
味覚の個人差と疾患リスク
The link between taste variability and disease risk
木部 未帆子
1
Mihoko KIBE
1
1東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻
pp.525-526
発行日 2025年8月16日
Published Date 2025/8/16
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294060525
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味覚のメカニズム
味覚は食べ物の栄養価や安全性に関する重要な情報を提供する.たとえば,甘味はエネルギー,うま味はタンパク質,塩味は電解質,酸味・苦味は腐敗や有害物質のシグナルとなる.ヒトは甘味やうま味を好み,苦味を避ける傾向にあるが,この嗜好性は,エネルギーや必須栄養素を確保し,有害物質を回避するために,進化の過程で形成されたと考えられている.
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