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第1土曜特集 MASLD/MASH――研究と診療の最新情報
疾患概念・診断・フォローアップ
血中バイオマーカーを用いたMASLD/MASHのリスク評価
Risk assessment of MASLD/MASH using blood biomarkers
大野 敦司
1
,
柘植 雅貴
1
,
岡 志郎
1
Atsushi ONO
1
,
Masataka TSUGE
1
,
Shiro OKA
1
1広島大学病院消化器内科
キーワード:
バイオマーカー
,
FIB-4 index
,
NFS(NAFLD fibrosis score)
,
PLSec-NAFLD
Keyword:
バイオマーカー
,
FIB-4 index
,
NFS(NAFLD fibrosis score)
,
PLSec-NAFLD
pp.321-323
発行日 2024年5月4日
Published Date 2024/5/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28905321
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本稿では,metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease(MASLD)/metabolic dysfunction-associated steatohepatitis(MASH)に関する代表的な血清/血漿バイオマーカーを解説する.患者の囲い込みや治療方針決定に必要な肝炎の診断,線維化の評価,予後予測を非侵襲的に行うためのマーカー,さらには臨床試験における代替エンドポイントとして使用できるマーカーを中心に紹介していきたい.ただし,MASLD/MASHの名称を使用するようになってまだ日が浅く,多くのバイオマーカー研究は以前の非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の名称を使用していた時代に報告されているものである.NASH/NAFLDとMASH/MASLDは厳密には完全一致しないため,本稿では原文そのままの名称を使用することとする.
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