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第5土曜特集 遺伝統計学の新潮流――新規創薬・個別化医療への挑戦
遺伝統計学とゲノム創薬
人工知能を活用した創薬研究
Artificial intelligence in drug discovery
川原田 明徳
1
,
大谷 悠喜
2
,
清水 秀幸
2
Akinori KAWAHARADA
1
,
Yuki OTANI
2
,
Hideyuki SHIMIZU
2
1九州大学医学部医学科
2東京医科歯科大学M & Dデータ科学センターAIシステム医科学分野
キーワード:
創薬
,
人工知能(AI)
,
低分子医薬品
,
中分子医薬品
Keyword:
創薬
,
人工知能(AI)
,
低分子医薬品
,
中分子医薬品
pp.1241-1247
発行日 2024年3月30日
Published Date 2024/3/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu288131241
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1つの薬を上市するには10年以上の歳月と数百億円の費用がかかるといわれてきた.ここを大きく加速させる可能性を秘めているとして,近年おおいに注目を集めているのが人工知能(AI)創薬である.ゲノムワイド関連解析(GWAS)に代表されるオミクス解析で見出された疾患の治療標的分子に対して,創薬のさまざまな段階において研究開発をブーストすることができる.また近年,次世代の創薬モダリティとして注目を集める中分子医薬品の開発においてもAIが使われるようになってきた.そこで本稿では,創薬におけるAI活用の現状と展望を紹介したい.
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