特集 体幹の皮膚病-炎症性
臨床例
シクロスポリン内服が奏効した丘疹-紅皮症
梅原 康次
1
,
東 晃
1富山赤十字病院 皮膚科
キーワード:
Ciclosporin
,
鑑別診断
,
経口投与
,
皮膚腫瘍
,
リンパ腫
,
丘疹-紅皮症症候群
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Lymphoma
,
Skin Neoplasms
,
Cyclosporine
pp.449-452
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013255764
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<症例のポイント>丘疹-紅皮症に対する一般的治療はステロイド外用療法であるが、治療抵抗例にはシクロスポリン内服も選択肢の1つになると考えた。安易にステロイド抵抗性と判断することは避け、外用療法を繰り返し指導することが先決である。皮膚悪性リンパ腫の鑑別がとくに重要で、経過中もその出現に注意を要する。
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