特集 川崎病の今
急性期の治療 シクロスポリン
濱田 洋通
1
1東京女子医科大学附属八千代医療センター 小児科
キーワード:
Ciclosporin
,
IgG
,
多剤併用療法
,
川崎病
,
薬物抵抗性
,
静脈内注入
Keyword:
Drug Therapy, Combination
,
Drug Resistance
,
Infusions, Intravenous
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Immunoglobulin G
,
Cyclosporine
pp.98-102
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135331
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<Key Points>(1)シクロスポリンAは初期治療にIVIGと併用することで冠動脈病変抑制効果がある。(2)生後4ヵ月以上の川崎病患者に対する使用で経口液剤の安全性が確かめられている。(3)追加治療でも観察研究が行われており、約80%が5日間以内に解熱する。(4)小児に対する忍容性は良好で、広く使用されることでさらなるエビデンスの蓄積が望まれる。
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