特集 腸管不全症;基礎研究・臨床のトピックス
短腸症候群に対するGLP-2アナログ製剤(テデュグルチド/teduglutide)治療の現状
山田 洋平
1
,
出口 晴教
1
,
近藤 彩
1
,
熊谷 知子
1
,
工藤 裕実
1
,
高橋 信博
1
,
加藤 源俊
1
,
狩野 元宏
1
,
嶋袋 研一
2
,
筋野 智久
3
,
岡林 剛史
4
,
藤野 明浩
1
Yohei Yamada
1
,
Harunori Deguchi
1
,
Aya Kondo
1
,
Tomoko Kumagai
1
,
Yumi Kudo
1
,
Nobuhiro Takahashi
1
,
Mototoshi Kato
1
,
Motohiro Kano
1
,
Tomohisa Sujino
3
,
Koji Okabayashi
4
,
Akihiro Fujino
1
1慶應義塾大学医学部外科学(小児)
2慶應義塾大学薬剤部
3慶應義塾大学医学部内視鏡センター
4慶應義塾大学医学部外科学(消化器・一般)
pp.1021-1024
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000970
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はじめに
小腸絨毛を選択的に増殖させ,小腸の吸収能力を改善させるglucagon-like peptide-2(GLP-2)アナログ製剤〔一般名テデュグルチド(teduglutide)〕は欧米では2012年に,日本では2021年に保険収載され臨床での使用が可能となった。日本では保険収載後3年が経過し,600人以上の短腸症候群の患者にGLP-2アナログ製剤が提供されており,リアルワールドのデータがさまざまな施設から報告されている。
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