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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅶ.血液・腫瘍性疾患
25.網膜芽細胞腫
Retinoblastoma
清谷 知賀子
1
KIYOTANI Chikako
1
1国立成育医療研究センター小児がんセンター
pp.962-966
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000683
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1 基本病因,発症機序
網膜芽細胞腫(retinoblastoma:RB)は2歳までに2/3が診断される1, 2),生命と視機能を脅かす疾患である。片眼性または両眼性で,人種差・性差はなく,わが国では16,000出生に1例程度,年間70~80例が新規診断される2)。片側性は診断時2歳以上が多いが,30%を占める両眼性のほとんどは1歳未満である1, 2)。
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