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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅶ.血液・腫瘍性疾患
12.ビタミンK欠乏性出血症
Vitamin K deficiency bleeding
塚本 桂子
1
TSUKAMOTO Keiko
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター新生児科
pp.884-890
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000670
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1 基本病因,発症機序1)
凝固因子の前駆体であるビタミンK依存性蛋白の活性化には,ビタミンKが必要である。そのため,ビタミンKの不足により,数種類の凝固因子が活性化せずに,凝固機能が低下し,出血を起こす。このような病態をビタミンK欠乏性出血症(vitamin K deficiency bleeding:VKDB)とよぶ。
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