Current Focus
新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症に対する,ビタミンK製剤投与の改訂ガイドライン
白幡 聡
1
1北九州八幡東病院
pp.172-175
発行日 2011年2月25日
Published Date 2011/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101826
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乳児ビタミンK欠乏性出血症とは,生後1か月前後の乳児にみられるビタミンK依存性凝固因子の欠乏による
出血症に対する名称です。突然の頭蓋内出血を主徴として乳児に発症する本症は,
予後が重篤であること,ほとんどが母乳栄養児にみられる点が特徴です。
本症の予防に必要なビタミンKの投与法について,2010年8月,日本小児科学会は産科(産院)退院後,
原則として3か月間毎週1回家庭で投与することを骨子とした改訂ガイドラインを策定しました。
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