特集 周産期における研修医・新人助産師/看護師教育の必修知識 新生児編
新生児の代表的疾患 ビタミンK欠乏性出血症―乳児ビタミンK欠乏性出血症 “ゼロ” を目指して
根本 篤
1
,
内藤 敦
1
NEMOTO Atsushi
1
,
NAITOH Atsushi
1
1山梨県立中央病院総合周産期母子医療センター新生児内科
pp.353-356
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001480
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はじめに
予防法が着実に行われてきたことにより,ビタミンK欠乏性出血症に臨床の場で遭遇することが少なくなっている1)。しかしながら,胆道系疾患を有する児に発症しやすいことが報告されており,全くなくなったとは言いがたい現状である2)。今後とも適切な対応がなされるよう,特に新生児医療に従事する者が知っておくべき基本的事項,診断,治療,予防を中心に概説する。
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