インフォメーション 新しいナーシングケアのために
乳児ビタミンK欠乏性出血症
𠮷岡 慶一郎
1
1国立大阪病院小児科
pp.743
発行日 1984年7月1日
Published Date 1984/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920813
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新生児期には下血・吐血などの消化管出血を主徴とする新生児メレナ(新生児出血症)があることが古くより知られており,その発病の主因は新生児期の一過性ビタミンK欠乏による凝固障害によるとされている.近年,新生児メレナの発症時期を過ぎた生後2週-1年までの乳児,特に生後1, 2か月の母乳栄養児にビタミンK欠乏による,頭蓋内出血を主とする重篤な出血症があることが報告され,注目されている.
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