特集 周産期における研修医・新人助産師/看護師教育の必修知識 新生児編
新生児の代表的疾患 細菌感染症
白石 淳
1
SHIRAISHI Jun
1
1国立循環器病研究センター 小児循環器内科部新生児科
pp.357-364
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001481
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はじめに
新生児の感染防御能は細胞性免疫および液性免疫ともに未熟,未発達である。さらに,NICUに入院する早産児,低出生体重児,ハイリスク新生児は,呼吸循環機能や消化管機能などが不安定なうえに,全身状態の維持やケアにさまざまな侵襲を伴う処置および医療デバイス(気管チューブ,中心静脈カテーテルや胃チューブなど)を長期に使用することになり,常に感染症のリスクに晒されている。
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