Japanese
English
特集 Genetics in CKD
疾患編
常染色体顕性(優性)尿細管間質性腎疾患(ADTKD)―ADTKD-UMOD,ADTKD-MUC1を中心に
Autosomal dominant tubulointerstitial kidney disease caused by UMOD or MUC1 variants
貝森 淳哉
1,2
,
坂口 悠介
1,2
,
猪阪 善隆
2
KAIMORI Jun-Ya
1,2
,
SAKAGUCHI Yusuke
1,2
,
ISAKA Yoshitaka
2
1大阪大学大学院医学系研究科腎疾患臓器連関制御学
2大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学
キーワード:
ADTKD
,
UMOD
,
MUC1
,
ER stress
Keyword:
ADTKD
,
UMOD
,
MUC1
,
ER stress
pp.398-403
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000655
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はじめに
腎臓内科に紹介されてくる患者のほとんどが,尿蛋白や血尿陽性である。日本は学校検尿や職場健診システムが非常に充実しているので,検尿異常の患者を高確率で検索し,疾患を検出できるようになっている。また,最近は超高齢社会を反映して,他科から紹介されてくる患者のなかに,高齢で腎機能が低下している患者も多くなった。これらのなかには,検尿異常がないのに,腎機能が低下している患者が少なからず存在する。この患者たちのほとんどが,腎硬化症ベースの腎不全である。
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