Japanese
English
特集 Genetics in CKD
疾患編
常染色体潜性(劣性)多発性囊胞腎
Autosomal recessive polycystic kidney disease
中西 浩一
1
NAKANISHI Koichi
1
1琉球大学大学院医学研究科育成医学(小児科)講座
キーワード:
PKHD1
,
繊毛病
,
遺伝子解析
,
次世代シーケンサー
,
レジストリー
Keyword:
PKHD1
,
繊毛病
,
遺伝子解析
,
次世代シーケンサー
,
レジストリー
pp.393-397
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000654
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
常染色体潜性(劣性)多発性囊胞腎(autosomal recessive polycystic kidney disease:ARPKD)においては,かつては新生児期発症が典型的臨床像と考えられたが,現在ではさまざまな年齢で発見される症例が存在することが明らかになっている。乳児期およびそれ以降,腎の拡大あるいは肝脾腫による腹部膨満により発見されることもある。なかには,遺伝子解析によりはじめて確定診断される症例もある。したがって,成人も含めていかなる年齢においても診断されうるという認識が重要である。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.