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特集 囊胞腎
【多発性囊胞腎(ADPKD)の合併症とその治療】
腫瘍性疾患―腎細胞癌とADPKD
Renal cell carcinoma with autosomal dominant polycystic kidney disease
内山 清貴
1
UCHIYAMA Kiyotaka
1
1慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科
キーワード:
細胞内シグナル伝達経路
,
両側性
,
多発性
,
sarcomatoid RCC
Keyword:
細胞内シグナル伝達経路
,
両側性
,
多発性
,
sarcomatoid RCC
pp.587-592
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000338
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はじめに
一般的に,常染色体顕性(優性)多発性囊胞腎(autosomal dominant polycystic kidney disease:ADPKD)患者において悪性腫瘍を合併する頻度は,一般人口と変わらないと考えられている。特に,腎臓以外の悪性腫瘍については,症例報告レベルでその合併が散見されるものの,基本的にはcoincidenceと考えられ,その発症につきADPKDとの因果関係は示されていない。
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