Japanese
English
特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅲ.胃・十二指腸
[観察・診断]
ピロリ菌除菌後胃癌の見つけ方
How to detect gastric cancers after Helicobacter pylori eradication
小林 正明
1
,
高橋 祥史
1
,
今井 径卓
1
,
塩路 和彦
1
,
渡邉 玄
2
Masaaki KOBAYASHI
1
,
Yoshifumi TAKAHASHI
1
,
Michitaka IMAI
1
,
Kazuhiko SHIOJI
1
,
Gen WATANABE
2
1新潟県立がんセンター新潟病院消化器内科
2新潟県立がんセンター新潟病院病理診断科
キーワード:
画像強調内視鏡
,
背景粘膜
,
胃炎類似所見
Keyword:
画像強調内視鏡
,
背景粘膜
,
胃炎類似所見
pp.110-114
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001665
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Tips
● 除菌歴を含めH. pyloriの感染状態を把握してから内視鏡検査を始める。
● 除菌後の軽度萎縮例では,萎縮が存在する前庭部の高分化型癌を念頭において観察する。
● 除菌後の中等度萎縮例では,胃体部小彎の中分化型や未分化混在型癌に注意して観察する。
● 除菌後の高度萎縮例では,地図状発赤と高分化型癌との鑑別に注意する。
● 背景粘膜の性状を確認し,発生する除菌後胃癌の内視鏡像を予測しながら観察する。
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