Japanese
English
特集 膵癌の早期発見・早期診断を目指して
[各論]
膵癌早期発見を目的としたAI診断の現状
Current status of artificial intelligence for the early detection of pancreatic cancer
桑原 崇通
1
,
原 和生
1
,
水野 伸匡
1
,
羽場 真
1
,
奥野 のぞみ
1
,
清水 泰博
2
Takamichi Kuwahara
1
,
Kazuo Hara
1
,
Nobumasa Mizuno
1
,
Shin Haba
1
,
Nozomi Okuno
1
,
Yasuhiro Shimizu
2
1愛知県がんセンター消化器内科部
2愛知県がんセンター消化器外科部
キーワード:
AI
,
膵癌
,
deep learning
Keyword:
AI
,
膵癌
,
deep learning
pp.779-782
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001451
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はじめに
膵癌早期発見の試みは,画像診断やバイオマーカーなどさまざまなアプローチで試みられているが,いまだに確立された方法は存在しない。近年,医療分野における人工知能(artificial intelligence:AI)やdeep learning(DL)の進展が目覚ましく,これらの技術は消化器疾患診断にも応用されつつある。AIは画像診断法におけるデータ解析の精度を向上させ,膵癌早期発見に応用できる可能性があるが,胆膵領域において製品化されたAIは存在しない。本稿では胆膵領域におけるAI診断の現状とAIによる膵癌早期発見への可能性について概説する。
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