Japanese
English
特集 AIは外科にどこまで役立つか
II. 各論
6.AIを用いた膵管内乳頭粘液性腫瘍術前悪性予測の現状
Current status of artificial intelligence analysis for the diagnosis of malignancy of intraductal papillary mucinous neoplasms
桑原 崇通
1
,
原 和生
1
,
水野 伸匡
1
,
羽場 真
1
,
奥野 のぞみ
1
,
倉石 康弘
1
,
清水 泰博
1
T. Kuwahara
1
,
K. Hara
1
,
N. Mizuno
1
,
S. Haba
1
,
N. Okuno
1
,
Y. Kuraishi
1
,
Y. Shimizu
1
1愛知県がんセンター病院
キーワード:
膵囊胞
,
IPMN
,
人工知能
,
ディープラーニング
Keyword:
膵囊胞
,
IPMN
,
人工知能
,
ディープラーニング
pp.1209-1214
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1209
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は術前の良悪性診断がむずかしく,ガイドラインの診断基準を用いても7~8割程度の精度である.人工知能(AI)は画像を直接解析し高度な精度を有する技術で,IPMNの良悪性診断に応用した.AIは,ディープラーニングを用い,約4,000枚の超音波内視鏡像を収集し学習を行った結果,感度100.0%,特異度87.5%,正診率93.3%の精度を示した.AIによるIPMN良悪性診断が将来ゴールドスタンダードとなるよう開発をすすめていく.
© Nankodo Co., Ltd., 2021